家の中にあるもの自分の所有物というのは、 私たちの生活に密接に関わっていますよね。自分が持つものを管理することは、 自分がどんな生活を送るかということにも直結しています。それにもかかわらず、 ものの選び方や管理の仕方などを学ぶ機会は少ないですよね。

現代の資本主義社会では、物を買うことを勧められます。売る側としては、たくさん買って欲しいからです。

一方で、ものを買うことは勧められはしても、物を捨てることを勧められる機会はあまりありません。

この記事では、ものを捨てることをおすすめしていきます。詳しくいうと、 「いらないものを捨てると心豊かな生活が送れるよ」という話をしていきます。

そんなに物が多いわけではないけれど、片付けるのが大変で困っている方、物を捨てたいと思っているけれど踏み切れない方などに、 読んで欲しいです。

これを書いている人も、以前は様々なものを買ってしまっていました。しかし今では、本当に好きなものだけを少数持つ生活を送っています。ひとつ買ったらひとつ捨てることを徹底したり、 ものの数の上限を決めました。

その結果、生活の中で大切なことが見えやすくなったり、身軽になったり、心が心に余裕を持つことができるようになりました。そんなお話をこれを読む方にも体験していただきたいと思っています。

目次

  1. 昔は誰もがミニマリストでした。ものはそんなに、いらないんです。
  2. 多くものを持つと、様々なコストがかかってしまいます。
  3. ものを使うためのものが必要になり、どんどん増えてゆく
  4. ものを捨てると、普段の生活の中で、心が豊かになります
  5. 新しいことに挑戦したり、余った時間を楽しめるように

昔は誰もがミニマリストでした。ものはそんなに、いらないんです。

今では、多くの人がさまざまな物を持っていることが当たり前です。しかし、ちょっとまえまでは、そんなことはありませんでした。

現在は、100均をはじめとする、安くて質の高い製品が簡単に手に入りますよね。 しかし以前はそんなこともなく、ものを買うためにはたくさんお金を出さなければなりませんでした。そのため、持ち物は深く吟味された数点のみだったのです。

例えば、明治ごろまでの一般的な日本人は、着物を2・3着しか持っておらず、それをいつも清潔に保ちこざっぱりと着こなしたそうです。住まいも簡素で、転居が多く、一生を通じて同じ場所に進むことは少なかったようでした。

ちかくの農家がつくった作物で料理をし、服は自分で裁縫をし、仕事道具は自ら調達し、鍋や食器などは近くの市場で購入していたようです。すごくミニマルな暮らしですよね。出来るだけ自分たちの地域や自分でできることはやっています。

古い日本家屋などを見ても分かるように、 多くの家具がなくても生活できるようになっています。家具や食器などがあったとしても、ひとつのものを一生使うような使い方をしていたのではないでしょうか。

そのように、人間は使おうと思えば、数少ないものだけで生活することが可能です。長い歴史を見るとむしろ今のように物が豊富な時代の方が珍しいのだと考えることもできます。昔と比べると、現在がどれだけものにあふれているのか気づけるかもしれません。

画像2

多くものを持つと、様々なコストがかかってしまいます。

多くのものを持つと何が悪いのでしょうか。

ものを持つことによって、様々なコストがかかってしまうことです。 コストというのは経済的な面でもそうですし、使う人の時間や労力なども知らないうちにかかってしまっています。

わかりやすいのは、手入れ・修理・掃除などに多くの時間と労力がかかってしまうことです。

部屋の中にたくさんの置物があれば、それだけ掃除をするのが大変になりますし、埃も被りやすくなってしまいますよね。

多くの洋服があれば、それらを毎回洗濯して洗わなくてはいけませんし、クリーニングにたくさんの洋服を持っていかなくてはいけません。もちろん、お金もかかります。

そんな風にして多くのものは、多くの労力を必要としています。

画像2

ものを使うためのものが必要になり、どんどん増えてゆく

ものを使うために、ものはどんどん増えてゆきます。

多くの洋服を収納するためのハンガーや収納箱。 新しく買ったスカートに合わせるためのトップスやバッグなど。

ひとつのものを買うと、さらに必要なものが増えてゆく感覚は、多くの人が分かるのではないでしょうか。

とくに収納グッズに関しては、本来ならばそのものを捨てればいいだけなのに、新しく収納を買ってしまい、 その収納場所があるぶん、そこに入れられるものもどんどん増えていくという悪循環に陥ってしまいがちです。

それだけものが多くなると、管理も大変になり、管理しきれない時が出てきます。すなわち、部屋がどんどん散らかりやすくなります。

家は、私たちが休息するために、とても大事な場所です。息抜きをしたり、体を休めたり、リラックスしたりして英気を養うことができる場所です。

その大切なエネルギー供給源の場所が、汚れていたり散らかっていたりしたら、ゆっくり休むことが難しくなってくるのではないでしょうか。

そうすると、その人の生活全体が精力的に動く能力が低くなってくることもあります。

画像3

ものを捨てると、普段の生活の中で、心が豊かになります

上記に述べたように、物をたくさん持ちすぎてしまうと、様々なネガティブな影響があることがわかりました。こういった影響については、誰もが通る道というようなもので、これを読んでいる方にも、思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

もしくは、ずっとものに囲まれて暮らしている人からすると、もののない場所に行くと頭がすっきりする体験をしたがあるかもしれません。たとえば、カフェや旅行先のホテルなど、家で本を読むよりも集中できることもありますよね。

生活がシンプルになれば、それだけ余裕が生まれ、心が豊かになります。 具体的にはゆったりと余裕のある暮らしができるようになるのです。

一度不要なものを処分してしまうと、片付けというものは極めてシンプルな行動になります。 使い終わったものを、その場所に戻すだけで十分になるでしょう。

たくさんものがある時には、悩んで決められなかったことも、シンプルに自分がいいものだけをひとつ持っているのなら、毎回悩むことはなくなります。そしてそのひとつが自分にとってベストなものなら、常にベストな状態でいられることになりますよね。

自分の能力や時間を節約するだけではなく、 経済的にも余裕が生まれます。物を捨てていくと、ものを持つことへのハードルが上がり、いらないものを買ってしまうことが少なくなります。

結果として、金銭的にも余裕が出てくるのではないでしょうか。

新しいことに挑戦したり、余った時間を楽しめるように

結果としてできた余裕を、リラックスしたり、のんびりしたりすることに使うことができます。部屋もすっきりしているので、十分に英気を養って、不安やストレスを減らしながら、快適に生きることができるでしょう。

近年では、何かと忙しくしたり、様々なものを持っていたたりしていないと不安になるかもしれませんが、そうしたことから解放されると、自分のペースでのんびり生活を送ることができるようになります。

たとえば、自分の内面に向き合い、好きだったことをコツコツ続けることなど。表面的ではない、大切なものを大切にする時間で生活がいっぱいになっていくはずです。

こうした結果は、ただ単にものを捨てるというだけではなく、ものに執着していた自分を捨てるということでもあります。見栄の為に持ってたものや、付き合いのために持ってたものなどをどんどん捨てていくことで、大切なことに気づいたり、自分自身が持っていたエゴイズムや自己中心的な考えから脱却することができるのです。

———————

以上、ものを捨てるとすごく良いことがあるよ、というお話でした。今後も、ライフスタイルに関する記事をたくさん書いていこうと思うので、よかったら他の記事も読んでみてください。

イギリスの暮らし

タグ

イギリス大学院留学

暮らしと考え方

YouTubeもやっています♡見にきてください!

Categories

Login