みんなキャリアについては、悩んでしまうものだと思います。キャリアっていう狭い範囲だけじゃなくて、いろんな人生の節目として、大事な決断をしなきゃいけないことってやってくるけど、決めるって難しい。

とくに今は、いままでの常識みたいなものが通用しなくなってきて、自分で考えて主体的にキャリアをつくっていかなくちゃいけないような兆しもある。不安ですよね。

わたし自身もとても不安で、よくどうしようと考えていたりしました。無駄に悩みすぎたり、難しく考えすぎたりしていたこともたくさんありました。

そんななかで、たくさん失敗をしたり、うまくいったりして、いくつかの教訓とゆうか、「こうゆう考え方をすればいいんだな」みたいなのが、少しだけわかってきました。

その多くは、自分で身をもって体感したり、「素敵な人はみんなこう言っていた」、みたいなものを集めたものです。ちょっとした教訓です。

そのためここでは、自分の覚書としても、「キャリアと人生に迷ったら、こんな考え方をしよう」をいうのをまとめておこうと思います。

もちろん、ここに書いてある考え方が正しいとは限りません。他の考え方だってたくさんあるし、合う合わないは人によって違います。また、あくまでいま見えることでしかないと思います。もっと視野が広がり視座が高くなれば、違ったものが見えてくるはずです。

ただ、社会数年目の最初の時期の視点も、後から見返したら大切かもしれないので、メモとしてここに書き残しておきます。

目次

  1. 「素直で誠実であることは、なによりも大切。」
  2. 「安易な一般論は参考にならない。○○しなくてはいけない、とゆう思い込みを外し、自分にあった生き方を探す。人と比べてはいけない。」
  3. 「ワクワクな気持ちを大切にする。」
  4. 「良いかもと思ったら、とにかく試してみる。自分で挑戦したことは、後悔しないので安心してほしい。」
  5. 「好きなことを仕事にするのがよし。だたし、好きな”対象”ではなく、好きな”業務”をえらぶ。」
  6. 「日々の業務の中でむいてるもの・好きなものを記録する」
  7. 「イヤなこと・無理なことがあったら、それについての解像度をあげる。そして対策を打つ。すぐに全体を否定したり、気合いで解決しようとしてはいけない。」
  8. 「本当に無理、と思うときは、さっさと逃げる。イヤなところにいると、イヤな人間になる。その後、どうしてそんなところに行くことになったのかを考えて反省する。」
  9. 「仕事以外の人間関係を大切にする。いろんな業界や職種の話を楽しく聞いて、視野を広く持つ。」
  10. 「給与はどこの市場にいるかで決まる。のびてる市場がよい。そのほうが雰囲気もよい。」

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「素直で誠実であることは、なによりも大切。」

まずはこれ。いちばん大切、であると共に、これさえあれば、まあなんとかなるのではないかと思います。やっぱり人間、素直で誠実な人と一緒にいたいですよね。なのでまずは自分がそうゆう人になるところから。

そして、素直で誠実でいることは、心がけ次第でどんな状況でも実行できますよね。たとえ、何かを色々失うことがあったとしても、素直に新しいことを学んで誠実に人と向き合えるのなら、大丈夫だと思います。

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「安易な一般論は参考にならない。○○しなくてはいけない、とゆう思い込みを外し、自分にあった生き方を探す。人と比べてはいけない。」

世の中には、「○○すべき」みたいなのが結構ありますよね。なんとなく、世間的にそれをすることが推奨されているような。たとえば経歴にブランクをつくらないとか。

しかし、こういったのって、実は狭い世界の範囲内の考えだったりします。すこしの時代の違い、東京や地方、日本やアメリカなどの地域の違い、所属するコミュニティの違いによって、この社会的概念は簡単にくずれさったりしてしまいます。

意外とだめだと言われたことを気にしない社会もたくさんあったりします。そのためには「なんとなくだめそう」ではなく、現実をしっかりみて情報を集めることが大事なように思います。

上の例でも、わたしも経歴にブランクがあったらダメだと思っていたけれど、実際に就活をしてみたら、全然大丈夫で拍子抜けしました。他にも「こうじゃないと」って思っていることって、実は体験していないから・知らないから、勘違いしていることってあると思います。

また、なんとなくの外からみたかたち(経歴がどう)よりも実際には自分のスキルや知見があるかどうかのほうが大事ですよね。その大事なところを間違えないことも大切そうです。

そして、自分でも無意識に思っている「すべき」をたくさんはずすことで、のびのび自分らしい選択肢が出てくる。そしてそれが、一番とった方が良い選択肢だったりするのではないのかな。自分にあった選択ができて、人生の満足感が増します。

そういった選択肢をえらぶときに絶対にしてはいけないのは、人と比べること。人はみんな違っているし、得意も不得意も違います。なので、もともと比べたりすることはできないはずです。みんなそれぞれの価値観とそれぞれのタイミングがあります。それでももし、常に比較してきたり、競争心をぶつけてくるひとがいたら、ただただ距離をとるのが良いと思います。

「ワクワクな気持ちを大切にする。」

ワクワクする気持ち、楽しいこと、などは思っている以上に価値があります。とっても大切。もしなにかの選択肢で迷ったら、ワクワクするほうを選ぼう。そっちのほうが、大変にみえても。

「良いかもと思ったら、とにかく試してみる。自分で挑戦したことは、後悔しないので安心してほしい。」

そして、ワクワクすることはすぐに試してみよう。たとえどんなに小さなことでも、とにかく行動にうつしてみる。その結果で、自分に向いているのか、もっと力をいれたいのか、そうでもないのかがわかる。逆に試してみたいと、いつまでたっても自分に何が合うのかわからないままになってしまいます。

また、ちょっとリスクがありそうなことでも、試してみること・挑戦してみることを強くおすすめします。

これは個人的な感想だけれど、自分で勇気をふりしぼって挑戦したことは、後悔していることがありません。なんとゆうか、挑戦したことは全てまわり回って糧になっています。

あとからみて、リスクだと思っていた挑戦が、良いことしかない選択だったようにみえることもあります。上手くいっても失敗しても、その経験は使いようがあるという意味で、挑戦にリスクってそんなにないんじゃないのかな。

そんなわけで、全部が上手くいくわけではなくても、挑戦してほしい。上手くいかなくても、すこし軌道修正すれば、いいだけです。

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「好きなことを仕事にするのがよし。だたし、好きな”対象”ではなく、好きな”業務”をえらぶ。」

好きことをするのは大事だとい書いたけれど、個人的には好きな対象や業界ではなく、好きな業務で選ぶと良いと思う。洋服が好きというよりは、なにかをデザインするのが好きとか。

どんな仕事を選んでも、キラキラしてそうなところを選んでも、結局のところ仕事は目の前のことにコツコツ向き合ってゆくようなものな気がしている。また結局は業務の積み重ねだ。だから業務が好きな方が良い。

「これが完成したらうれしい・社会にインパクトがある」など結果や対象にフォーカスすることも大事だとは思います。一方で、個人的には、「この作業がたのしい」という、プロセス自体を楽しめちゃうのが最強です。

プロセスが楽しいと、結果がどうであろうと、マイナスになることがないのです。うまくゆくとかいかないとかに、あんまり振り回されなくなってきます。そして、プロセスが楽しいからこそ、時間をかけたり、試行錯誤をしてより良いものができる確率も上がります。良いことだらけ。

「日々の業務の中でむいてるもの・好きなものを記録する」

なかには自分の好きな業務がわからない、とゆう人もいるかもしれない。それは当たり前です。やったこことが無いことは、好きかどうかもわからないですから。

なので、人生のはじめのうちは、どんどんいろんなことに挑戦して試して、自分がはたのしくできることを探すことに時間を使っても良いと思います。そして、それでわかった結果(自分が向いているか・向いていないか)をひとつづつメモしてゆく。

たとえば、会社員だとしても、実際1日のなかでもいろんな業務があると思います。人とコミュニケーションととるとか、もくもく資料をまとめるとか。そのなかでも対面コミュニケーションが得意なのか文章のほうがよいのか、共感するようなコミュニケーションなのか、相手から話を聞き出すのが得意なのか、などなど細かく自分の得意を詳細にメモしていくのが良いです。

そうゆう小さな好きや得意をあつめて、(苦手や嫌いも覚えておいて)、出来るだけ好きな業務を増やすためにはどうしたらいいかを考えてみるといいかもしれません。慣れてくると、自分の傾向がわかって、だいたい自分が好きそうなのが予想できるようになる。

たとえば、業界的には遠くても、作業内容として似ていることもたくさんあります。料理メニューの開発や化学の研究者など。そうすると、したことがないけれど、これは多分自分は好きだし向いているな、というのがわかるようになります。それって、とても快適です。決断の精度が上がるので!

なので日々の生活の中で、この決断の精度向上のために、逐一自分を観察したり、周りの人からもらったフィードバックを参考にしておくと良いのではないでしょうか。

「イヤなこと・無理なことがあったら、それについての解像度をあげる。そして対策を打つ。すぐに全体を否定したり、気合いで解決しようとしてはいけない。」

いやなことがあったときに「いやだ!」とパニックになってしまうことが、むかしはありました。でもそうゆう時って、よくない結果になったりしてしまいました。

いっぱいいっぱいになるのはわかるけれど、感覚的に無理って発狂してても、実は少しずつ解いてみたら、大したことなかったりすることもあります。何事もいったん冷静になって、どこがよくてどこが悪いのかをきちんとみてみるのがいいです。

また、自分に余裕がないのなら、「何が無理なのか」を言語化して、もっとできる人にヘルプを求めることもスキルのひとつです。自分が冷静じゃないのなら、冷静なひとに聞いてみるのが良いと思う。

そして、ひとつのことがだめだからって、安易に全体につなげてはいけません。たとえば、むかし満員電車がいやだからサラリーマンはいやだという意見があったけれど、満員電車に乗っていないサラリーマンはたくさんいます。今ではリモートで働けたり、フレックスで働けたり、カジュアルな服で働けたり、いろいろあります。

そんなふうに、なにかがだめなときも、すべてを否定してはいけません。そして、だめなところがあったら、その対策を詳細に考えてみよう。まずは課題と選択肢を知るところから。

「本当に無理、と思うときは、さっさと逃げる。イヤなところにいると、イヤな人間になる。その後、どうしてそんなところに行くことになったのかを考えて反省する。」

しかし、本当に無理ってときは、さっさと逃げた方がよいです。頑張りすぎて心身を壊してしまっては、大変だから。健康よりも大切なものはありません。健康だったからなんでもやり直したりできるから。

そして、イヤなところにいると、イヤな人間になる気がします。これは個人的な感覚だけれど、自分がいやだなあと思うところで、いやいや仕事をしていると、そうゆうのって顔にもでてくるし、性格にも影響します。イヤな人になる。

余裕がないと、人にも優しくなれなかったりする。もしもまわりに意地悪なひとばっかりいたら、いじわるなのが普通になってしまうし、丁寧で思いやりのあるコミュニケーションは、いじわるな人からは学べない。自分は大丈夫と思っていても、ミイラとりがミイラになったりするのだ。

だからこそ、本当に無理とか、こんなひとになりたくないと思うひとに囲まれていたら、できる限りはやくその場をはなれた方が良い。自分がそうなってしまう前に。

「仕事以外の人間関係を大切にする。いろんな業界や職種の話を楽しく聞いて、視野を広く持つ。」

転職などの挑戦に不安になることもあると思う。そんなとき、支えになってくれるのは違う分野で働く友人や、転職したことのある知人、働いていない友人など、自分以外の人生を多様に生きている人だと思う。

仕事などをしていると、多くの時間をそこで費やすので、気づかないうちに価値観や考え方が職場に引っ張られやすい。新卒で就職したところなら、なおさら。だからこそ、そんな職場の価値観から逸脱したことをする際には不安になる。

人生はなにがあるかわからないので、どんな仕事や生き方も参考にあることがたくさんあります。そういうひとの言葉や経験や知識が、ものすごく自分を助けてくれたりします。なので、いろんなひととの関わりを大切にするよいのです。これ大事!

同時に、自分ももし、他のひとを助けられることがあるなら、それをしておくと良いかもしれない。そうゆう手助けみたいなのは、世の中のまわりものなので!

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「給与はどこの市場にいるかで決まる。のびてる市場がよい。そのほうが雰囲気もよい。」

それから、無駄に年収とかと自分の能力とかとを関係づけないほうがよい。基本的に、能力と年収は関わりがあんまりないのじゃないかと思う。どちらかというと労働市場のどこにいるかで決まるものだと思うので。なので給料が低いからって落ち込む必要はなないし、高給を稼いでいるからって人として偉いわけでもない。

それでも、がんばりが報われるかむくわれないかは、どこにいるかが大切かもしれない。しぼまっていく市場でゼロサムゲームに参加するより、のびていく市場であたらしいものをつくっいくほうが楽しいと思う。のびているところは余裕もあるし、前向きで、雰囲気もよくなる。

なので、苦労しても結果がでないときは、間違った無理なゲームに参加していないか?を確認してみよう。

「焦りすぎてははいけない。100%を望みすぎない。生活できていれば良しとする。日々を楽しむ。短期的視野ではなく、長期的視野で考えること。」

なにか成し遂げたいことがあると、道の最中で、焦ってしまうことってある。そうでなくても、はやく成長しなきゃなど考えたりするかもしれない。現状に不満があって、変えたいと思っているかもしれない。

それもよいことだけれど、焦りすぎるのもよくない。すぐに100%のを目指しすぎていて、ささいなことが気になっているだけで、今でもじゅうぶん素敵なことが溢れていることだってある。

それに、たとえ遠まわりをしたとしても、まわりまわってその経験が糧になったり、活きてくることもある。なので、変にプレッシャーを与えすぎずに、のびのびしていればよい。

「コツコツ・継続に勝るものなし。積み重ね続けると、自分が思っているよりも遠くにゆける。」

コツコツ積み重ねる力というのは、本当にすごい。そして、これがいちばん大切な気がする。そして、コツコツは自分がどんな状況にいてもできる。

早く簡単な道などなく、たいていは地味だけれどためになる目の前にあることを、コツコツ貯めていくしかない。最初はちいさくみえることもある。

でも、コツコツを貯めていくと自分で気づいたときにはすごく大きくなっていて、気づいたら夢を叶えている、なんてこともある。コツコツ積み重ねるだけで、意外と想像もしていなかったくらい遠くにいけることもあるのだ。

だからこそ、今できるちいさなことを積み重ねてゆく。そういう積み重ねたものは、ラッキーや簡単に手にいれたものと違って、土台がしっかりしていて、地に足をつけて立つことができる。

「仕事は、ひとのためになり、とっても楽しくてやりがいのあるものになり得る。我慢料だとあきらめてはだめ。」

たまに仕事とは我慢料だよ、みたいな言い方をするひとも、もしかしたらいるかもしれない。そんなことは、決してない。なので、我慢してお金を稼いでいるひとがいたら、そこから離れる勇気ももってほしい。

仕事は、自分の得意を生かして人のためになり、感謝され、やりがいを感じるとても素敵なものになりうる。たしかに、簡単にそんな仕事を手にいれられるわけではないけれど、本来なにかをしてお金をもらうというのは、とてもポジティブなことなのだ。

だからイヤイヤやっている、みたいなことを当たり前だとは思ってはいけない。どうしたらもっと良いことを社会に届けられるだろうとか、どうしたらもっと自分の長所をのばせるだろうとか、そうゆうことを考えよう。

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「自分の違和感を大事にする。賛同できない・モヤモヤする仕事はうけてはいけない。」

自分の直感は、結構あたる。論理的に考えて結論を出すより、精度が高いくらい。

なので、なにかはじめるまえにモヤモヤすることがあったら、そのモヤモヤを晴らすようにしてみよう。たとえば、転職しようとしていた会社を、もうちょっと知ろうとしてみるとか。

それでモヤモヤが晴れないばかりか、ひどくなる場合には、ぜったいにその場をはなれなくてはいけない。これは仕事に限らず、なんでもそう。モヤモヤする人と付き合ってはいけないし、モヤモヤする街に引っ越してはいけない。そうゆうことに手を出して、よいことがあったことがない。

やっぱり、自分で選択するときには、自分がぴったり良いなと思えるものを選ぼう。ちょっとモヤモヤしたり、妥協したりして選んだものは、結局すぐに捨てることになる。ハードルを高くして不安になることもあるかもしれないけれど、そのほうが本当にほしいものが手にはいるから。

「なんとかなる。」

最後に、ここまで書いたけれど、結局何を選んでもなんとかなる、ということを言いたい。

いろいろ悩んじゃうことはあるのかもしれないけれど、なんとかなる。すごく悩んでしまっていた頃の自分には、「なんとかなるから大丈夫」と伝えたいと思う。

いろいろだめで、その後の希望が見えない時期があったけれど、後からふりかえってみると、なんとかった。渦中にいると信じられないかもしれないけど、なんとかなる。

なので、気楽にのびのび楽しんでほしい。あんまり考えすぎたり落ち込みすぎたりせずに、好きなことをして好きなひとを大切にして、のんびりにこにこしていればよいと思う。

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いままで学んだことは、こんな感じ。これからもっと人生経験を経て、人間的にも成長してくれば、また違ったことがみえてくるかもしれない。なのでまた、わかったことがたまったら書こうと思います。おわり。

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