ちょっと前にわたしが撮って編集した写真をみて、Poeticだね、と言ってくれた人がいました。
そのときはそうでもなかったのだけれど、すこし経って、じわじわ嬉しいなあという気持ちになってきました。
普通に格好良いね素敵だねでも良いけれど、Poeticという言葉って素敵だなあと思ったのです。
なのでこの記事では、Poeticな美しさって何?何がPoeticらしくさせるの?などなどの、詩的な美しさに関する話をしようと思います。
(私の撮った写真たちを文章の間に挟んであります、よかったら見てみてください)

ちなみに、Poeticの辞書通りの意味は、以下のような感じ。
Poetic (adj)
– like or relating to poetry or poets:
– very beautiful or expressing emotion:
Cited from Cambridge Dictionary
基本的には絵画やアートなどをみて、「素敵だね」という意味なのですが、もう少し感情に訴えるような感じとか、儚い情緒的なものに対して使います。つかみ所のないような美しさとか。
それを言われてから、そういえば私自身もそうゆう、すこし儚いようなアートや写真などが好きだったよなあ、と思い出しました。うまく言葉にはできないんだけれど、淡い雰囲気のものが。そして、そうゆうものを作れるようになりたいとも思っています。
そして、そうゆうのをどこかで見たなあと思ったら、f(x)のMVを思い浮かんだのです。身近に触れられるアートとしては、とっても素敵なもののひとつで、大好きでした。なので、この記事では、その話をしようと思います。

f(x) Pink Tape
特に最初の部分がとってもポエティックなアートフィルム。
実際にメンバーのクリスタル が詩を読み上げたりしていて、そうゆう表現方法も良いですよね。ポエティックというかポエムそのもの。
ミン・ヒジンさんがはじめてディレクターとして、コンセプトフィルムを作った時のものとしても有名ですよね。
途切れるような映像が、ちょっと説明が足りないような感じが、逆に見ている人の想像力をかき立てるとゆうか、見ている人に解釈の余地を残しているような気もします。
そうゆう断片的なんだけれど、世界観は一緒、みたいなものがアートになっているのだと思う。
ちょっとコラージュに似てる。映像のコラージュ。

f(x) 4 walls
とても好きなMVの中のひとつであり続けるF(x)の4 Walls です。これも、ミン・ヒジンさんプロデュース。
この動画の特徴は淡い色使い、視覚の制限、ピントの合わないニュアンスの場面、ピンクのリフレクションと緑と水、森の中にカップや馬などの異世界感。
まず、色づかいが雰囲気を出していますよね。最初の方はあまり色が強調されない淡白な感じで、それが映像をスッキリ見せています。
そして、中頃になると、森の中にいるのにピンクがかっていて、これがとても幻想的。多分、実際よりも編集して色づかいを変えているみたいで、その効果がとても良い出ています。
次に映像の撮り方。最初は四角だったり、その中に写るものが限られていますよね。顔も半分しか写っていなかったり、体の一部だけだったり、全体像が見えないことで、「なんだろう?」というつかめない雰囲気ができている気がします。また、ピントの合わない抽象的な映像もあって、それが詩的な雰囲気をさらに醸し出しています。
最後に、映像に写すもの自体も大切だなあと思うのです。森の中に、可愛らしい服であわられたり、カップがそのまま置かれたり、馬があらわれたり。そうゆう「普段はあり得ないこと、見たこともない組み合わせ」がアートっぽさを強くさせるのかな、と思います。

まとめ
もしこれを読んでいる方で「こうゆう作品がPoeticで素敵でした」というのを知っている方がいらっしゃったら、教えていただけるととっても嬉しいです。またそのうち、たくさん写真を撮って編集して、より素敵なものを作れたら良いなと思っています。
読んでくれてありがとうございました。
