この前、Ryan Air (ライアン・エアー)というLCCいわゆる格安航空にのってみて、すごく面白いなと思ってので、そのお話をしたいと思います。
そもそも、Ryan Air とは、アイルランドの航空会社でロンドンのスタンステッド空港とダブリンを拠点にしています。1984年に創設され、2016年にはヨーロッパでいちばん規模の大きい(乗客数・飛んでいる都市の数など)のLCCになったそうです。
そんなライアンエアーに乗ってみて思ったのは、「圧倒的に彼らは提供する価値が明確なこと」でした。
彼らが提供するのはもちろん、「安く、ヨーロッパ内を移動する」ということなのです。
それにあわないことは徹底的に省かれ、価格コストを下げています。一方で、客層や方法を特化することで、他の航空会社との差別化ができているのはないかと思います。つまり、ブルーオーシャン。そんなRyan Airのすごいな、と思ったことをまとめました。

1お金がかかるものは、徹底的に除く
普通に飛行機をつかって移動する際にあって、Ryan Airにないものをまとめました。日本やアジアでもLCCを使ったことはあるのですが、ライアン・エアーはさらにいろんなものが省かれているように感じました。
そもそも座席の前ポケットがなく、案内もないので低コスト
長距離の飛行機だったら、テレビがついていることもありますが、ライアン・エアーの場合は、そもそもポケットすらない。
非常案内は椅子に直接貼り付けられて、目線の高さで読めるようになっています。そして、何かを頼みたいときは、メニューをもらうこともできます。
ポケットがないとどうゆうメリットがあるのかとゆうと、①ポケットをつくるのにかかるお金がへる②掃除の手間が減る③ポケットのなかにおく雑誌やパンフレットを作らなくてよい④避難案内が目線の高さにあるので、低コストで避難案内の説明が可能
と、ただ移動するだけに飛行機を利用するひとにあわせた、めりっとばかりです
ライアンエアーがほとんどしめるスタンステッド空港は、異常にシンプル
ロンドンになる、ライアン・エアーの拠点、スタンステッド空港は、ほかの空港に比べ、なにもありません。
空港につきもののおしゃれなレストランとか、お店とかもほとんどなく、かんたんにまとまっています。そして、おおくのチェックインや荷物のあづかりが自分でできる。
チェックインがおわって待っている搭乗口ちかくも、そんなにお店やレストランがあるわけではなりません。あっても、手頃な値段のものばかり。高級志向ではないので、お店も、使う人の生活にあったものばかりです。
2セルフ・サービスを増やす
ライアン・エアーの考え方?ですごく驚いたのが、「お客さんにやらせてしまおう」という考え方。確かに、考えてみれば、「お客さんのほうがおおいわけで、彼らが自主的に動いてくれたらすごく楽になること」ってたくさんあるんですね。
荷物は客が自分で飛行機まで運んで行くので、従業員の労力いらず
追加料金の預け荷物を払わない限り、基本的には自分で荷物を飛行機まで運ぶことになります。
そして、搭乗の際に、カバンに黄色いタグをつけてもらって、控えももらう。そして、飛行機の目の前で、滑車や台に自分の荷物をのせて、自分も飛行機にのります。
これは自分でやったときには、すこし驚いてしまって、「お客さんに運ばせるんだ!」と思ったのですが、メリットがだくさんですよね。
利用者にすこしづつ荷物を運んでもらうことで、ライアンエアーの方が大量の荷物を運ぶ必要がなくなったわけです。するのは、飛行機の目の前で集めて、それを飛行機に詰めるさぎょうだけ。
そして、「格安で旅したい」という方は、ちょっとくらい荷物を自分で運ばなきゃいけなくなったって、気にしない方が多い。それより、安いほうがいい。どちらにも、メリットがたくさん。
飛行機には、てくてく歩いて行ってのるので、設備が少なくて済む
また、飛行機にのるのは、だいたいてくてく歩いていきます。そして、階段がついている飛行機にのる。
短距離の小型飛行機だからできることかもしれませんが、とにかく、設備が少なくてすみますよね。あの、飛行機までの橋みたいなものも必要ない。
3日常的に使う、リピーターを増やす
基本事前にアプリでチェックインでリピーターをねらう
ちょっと前になると、「チェックインしてねー」という連絡がきて、アプリでチェックインをしたり、必要なサービスを追加したりできるのも、簡単です。
さらに「アプリ」だと、ラインエアーをよく使う人はそのアプリをスマフォに入れたままにするだろうし、またアプリでチケットをとるかもしれない。そんなふうにしてリピート客を期待しているのかも?と思えるところも。
実際に、多くの人が紙ではなく、スマフォをチケット代わりにして使っていました。
お互いの国を行き来するのに、簡単にでき、行き来する頻度が高いヨーロッパだからこその「日常生活に特化した飛行機会社」といえそうです。
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まとめ

以上がライアンエアーにのって気づいた、「ブルーオーシャン戦略とはどうゆうものなのか」ということです。
戦略だけきいても、『?』となることがおおいですが、実際に自分が利用したサービスについて考えてみると、「どんな部分・サービスを排除したら、どんなブルーオーシャンになれるのか」がわかりやすいですよね。
ブルーオーシャン戦略については、「ブルーオーシャン戦略」という本を参考に勉強しました。
